- 目次
- 1│小麦のタンパク質成分「グルテン」とは?
- 2│グルテン過敏症(グルテン不耐症)とは?
- 3│グルテン不耐症でもライ麦は味方!上手に取り入れましょう。
- 4│グルテン不耐症でもライ麦パンがおすすめ!その理由とは?
小麦のタンパク質成分「グルテン」とは?
小麦グルテンとは小麦に含まれるたんぱく質の成分であるグリアジンとグルテニンが水を加えて捏ねることによって形成される網目状の組織の事です。
この網目状組織のおかげで食味風味の良い、パンや麺が出来ます。
グルテン過敏症(グルテン不耐症)とは?
グルテン過敏症(グルテン不耐症)とは、小麦グルテンの中に含まれるグリアジンという主要成分に過敏に反応して身体に症状が現れるものです。
グルテン不耐症でもライ麦は味方!上手に取り入れましょう。
ライ麦はグルテンを形成しませんが、グリアジンに似たセカリンというタンパク質をわずかに含んでいます。
グルテン不耐症の方は、個人差があり一概には言えませんが、ライ麦製品の摂取に際しては、症状の変化に注意が必要な場合があるかもしれません。
グルテン不耐症でもライ麦パンがおすすめ!その理由とは?
私が考える、ライ麦パンの良いところ
a.グルテンを形成しないので、消化吸収が良い。
b.血糖の上昇を緩やかにする『低GI食品』である。
参考)玄米55に対してライ麦パン50。
GI値が低いほど、上昇抑制効果があると言われる。
※GI値(グリセミック・インデックス)とは、食事をした後の血糖値の上昇率を表す指標です。
c.豊富な水溶性食物繊維が腸内環境を整え、コレステロールの吸収を抑える効果が期待できる。
d.ライ麦パンに使用するサワードゥに含まれる乳酸菌にはグルテンを分解する働きがあると言われている。
※サワードゥ…ライ麦粉と水だけで作る種生地の事。